技術を持つ人と持たない人

いまボクのところにときどき手伝いに来てくれるおじさんがいる。
一見さえない感じだけど、
お客さんの信頼も厚くたいていの電化製品は独自の技術で修理してしまい、
新しいことにもそれなりに挑戦し、
自分が手におえなさそうなところはきちんと若手に道を譲る。
昔ながらの技術職人といった風情の人で大尊敬している。
逆に尊敬できない人もいる。
なんの技術も持たずいざとなると逃げてしまい、
新しいことは聞きかじりで全て分かった気になってしかも間違って覚え、
自分がとても頭がいいと思っているので誰にも道を譲らない。
詐欺師同然だけど、でも自分では名士のつもりでいる。
どちらもいいところばかりではないし、悪いところばかりでもないけど、
やっぱり技術を持っている人はスゴイと思う。